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事務所通信
 中央銀行総裁の中立性-2006年07月15日
 拝啓 社長殿
経営者のための財務情報                この資料は全部お読みいただいて2分25秒です。

今回のテーマ:中央銀行総裁の中立性

私募ファンドへ出資
 日銀総裁が村上ファンドに出資していたことが、注目を浴びています。日銀の内規に抵触してはいないとか、内規の見直しが必要ではないかとか、議論は様々です。特定の人しか参加できない私募ファンドが問題、という指摘もあります。
 間違いなく、福井総裁はこの出資に関わりなく、厳正中立な判断で役割を果たしていると思われますが、必ずしもそれが、ことに正当性を与えるものでもありません。

監査法人の場合
 これと似た概念に、問題になっている「公認会計士・監査法人の独立性」があります。
独立性の基本要件
1.精神的独立性
 職業的専門家としての判断を危うくする可能性のある影響力に対して、それに左右されることなく専門家としての意見を表明し、誠実性を持って行動し、客観性及び職業専門家としての懐疑心を行使することができる精神
2.外観的独立性
 事情に通じている第三者が合理的に見て、監査法人及び監査・保証業務実施チームに、誠実性、客観性又は職業専門家としての懐疑心に対する懸念または疑義を生むような重大な事実、状況がない外観

独立性問題のポイント
 独立性本来の趣旨からすれば、精神的独立性は絶対条件ですが、確証を得にくく、多くの場合、結果で判断するしかありません。外観的独立性を組み合わせることで、そのつもりがない、つまり精神的には独立しているとしても、少なくとも、懸念、疑念を生む余地のあるものはアウトだ、としているわけです。さらに、全ての職務に共通しますが、「誠実に職務を遂行する」潜在的義務があります。独立性に関して、誠実にこれを実行していくこと、すなわち「李下に冠を正さず」が、独立性に関して社会的信認を得る本質的条件と言えます。欧米でも、底辺にこの考え方があるようです。「李下に冠を正さず」は万国共通の課題と言えます。

職業的専門家への信頼の前提条件−誠実性と当然の注意
 独立性以前の基本的課題として、「専門家として払うべき当然の注意義務」Due Careがあります。独立性の要件に加えて、専門家として払うべき当然の注意を払い、誠実に職務を遂行することが職業的専門家への信頼を高める重要なカギになります。


お見逃しなく!

海外はいかに見ているか
 約9万ドル(1千万円)は海外から見れば、1カ月分の給料にも満たない小額ですから、余り問題にしないのでしょうか。というよりは、中央銀行のことは一般に、軽々に論評することは避けるようです。やはりこの問題は、これに対する日本の対応にあり、プロセスを観察しながら、日本に対する信認状況を決めてくるのでしょう。

職業的専門家に共通の課題
 明示されていなくとも、広く職業的専門家には、基本的に独立性が求められます。税理士・税理士法人も、会計士と同様の規律が求められます。設計士の偽装問題は広義の独立性問題ですし、不動産鑑定士の独立性にも関心(週刊ダイヤモンド)が向けられています。職業的専門家のステータス確立にむけ、各業界は真摯な取り組みが求められます。



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