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事務所通信
 ライブドア事件-2006年02月10日
 拝啓 社長殿
経営者のための財務情報                この資料は全部お読みいただいて1分55秒です。

今回のテーマ:ライブドア事件

問題は・・
 各種報道によれば、現在明らかになっている主要な問題点は、端的につぎの2点に集約されます。
・偽計取引、風説流布
・粉飾決算


偽計取引・風説流布
 有価証券取引のため、または相場変動を図る目的で、虚偽の説明など他人を欺く手段を用いること
 虚偽情報や根拠のないうわさ、風説を流布すること、株式市場に事実と異なる情報を流すこと

粉飾決算
 自社株の売却は資本取引であり、売却益は資本剰余金になります。報道で見る限り、ライブドアはそれを利益に計上したと見られます。一般論として、投資事業組合があげた利益の計上は正当な会計処理です。しかし、投資事業組合が、ライブドアの企業買収の代行を行っていたとすれば、その代行部分から生じる利益はライブドアにとって資本取引であり、通常の利益と見ることはできません。

新興企業における粉飾決算の問題点
 この事件における粉飾決算は、従来の多くのものとつぎの点で異なります。
1. 過去の粉飾決算の多くは、カネボウに見るように赤字転落や債務超過を粉飾するために行われてきたが、今回のケースは、株価の吊り上げが目的になっている。
2. 新興ビジネス、新興企業では、在来の業種業態で10倍〜20倍の株価収益率PERが、100倍近くになるケースもしばしばある。単純な仮定で言えば、50億円の利益で100倍のPERなら株価総額5,000億円、利益が50億円増えると株価総額は1兆円に膨らむ。


お見逃しなく!

なぜ見抜けなかったか・・
 今回の事件に対する多くの人びとの疑問は、仮にこんな悪いことがあったとすれば、なぜ今まで分からなかったのか、放置されていたのか、という点です。

会計監査は?
 社会的な問題として、会計監査の質が問われる時代になりました。監査人の独立性は、今や新たな課題です。監査の手法は、社会経済環境の変化とともに大きく変化しています。「リスク・アプローチ」を基本に「重要事項・重要領域」の監査を重視します。コーポレート・ガバナンスを含む内部統制の実態や経営者等による不正がないかにも十分注意を払うことが求められます。SPCに関する判断では、規則ルールだけによらず、実態で判断して連結対象に加えるなどの動きもあります。
 なにが重要であり、なにがリスクであるかは、それぞれの企業、ビジネスのあり方によります。監査や会計の知識だけでなく、経験や具体的想像力も重視されます。ビジネス視点、リスクマネジメント、コーポレート・ガバナンスなど、広い視野で経済実態を注視することの重要性が説かれます。
 企業買収を繰り返す企業の監査で、資本取引は監査上最も重視する領域の一つになります。大きな監査リスクがあるということです。投資事業組合やSPCの実態解明にも注力します。今回はガバナンスにも大きな問題がありました。この事件を見ると、わが国も今、まだそれらの途上にあると言えます。

証券取引等監視委員会
 金融庁の傘下にあり、定員規模は2005年度末307名、2006年度末318名。4000名規模の米国証券取引委員会SECに比べ、一桁、規模の違いがあり、機構の増強が求められています。



◆お問い合せ先:みなと共同会計事務所
           TEL:045−650−4416 FAX:045−650−4417
           Mail:cpagen-4416@nifty.com
◆情 報 提 供 :ASGグループ(グラント・ソントン 加盟事務所)ASGマネジメント(株)
    
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