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事務所通信
 利益はだれのものか「株価と配当政策」-2005年03月10日
拝啓 社長殿
経営者のための財務情報                この資料は全部お読みいただいて1分30秒です。

今回のテーマ:利益はだれのものか「株価と配当政策」

企業比較
業種と規模は異なりますが、トヨタと任天堂を比較すると興味深い点が明らかになります。トヨタは利益額でわが国のトップ企業、任天堂は時価総額で1/10の規模ながら、抜群の収益力を誇る無借金、高収益の代表選手です。

比較データ ‐トヨタ vs 任天堂‐
比較項目           トヨタ         任天堂
時価総額           14.5兆円        1.6兆円
当期利益 (2005/3予想) 1.35兆円       900億円
利益/株  (2005/3予想) 374円/株       635円/株
配当/株  (2005/3予想) 50〜53円/株 140〜270円/株


利益と株価 ‐PER‐
1株当りの利益はトヨタ374円、任天堂635円。株価はトヨタが4,030円、任天堂11,610円。利益では任天堂がトヨタの1.7倍、株価は2.9倍です。トヨタは、利益額のわりに株価が低いと言えます。トヨタの奥田会長が、「なぜ、わが社の株価が上がらないのか!」と憤慨したのももっともです。トヨタのPER(株価÷当期利益)は7〜11倍で、任天堂のPERは22〜40倍。PERは成長力と配当による還元をミックスした市場の期待度を示します。

公開株式の株価 ‐配当と内部保留‐
公開株式の株価は、将来の期待を映すと言われます。企業の成長力は、結果としてグロスの利益を押し上げ、株主に利益をもたらします。企業の収益力は、成長期から安定期に入った企業に対する評価として重要です。全ての投資は、究極的には企業があげる利益に集約されます。成長期の企業にとっては、利益を内部留保することが、次なる成長の原資となります。市場経済の原理でいえば、利益は株主のものですが、安定期に入った企業では、会社がいくら利益をあげても株価が上がらず、配当がない限り株主にとっては「絵に画いた餅」となります。


お見逃しなく!
配当政策に注目 −配当性向−
トヨタは浮動株が少ないというアナリストの分析もありますが、任天堂も浮動株はトヨタと同水準です。競争力と成長力をうらなう今や注目の研究開発費も、1株当りトヨタ197円/株に対して、任天堂155円/株でひけをとりません。
注目されるのは、配当政策です。任天堂は、予想当期利益の22〜42%を配当金に回すとしており、13〜14%のトヨタと大きな差があります。
成長期に株式分割で株主の期待に応えた任天堂は、安定成長期に入り、当期利益を株主へ還元する方針をとっています。高い配当性向は、長期的株主にも新規の株主にも歓迎されていると見ることができます。株主政策で、任天堂のギアチェンジの上手さが目立ちます。



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